日本語と英語とわたし

よく「日本語が上手ですね」とほめられる。
はっきり言ってうれいくない。


なぜって?
たとえば、日本人とある程度話してから、
「お国はどちらですか?」とか「どこから来たの?」って聞かれる。
「台湾です」と答えたら、ほぼ99.999999......%相手に
「そうなの。日本語が上手ですね」と言われる。


どこがですか?
わたしは外国人でわかる時点で、もう上手ではないと思う。
アクセントやイントネーションはどうにもならないにしてもよ、
なら、なぜわたしは地方出身とか、帰国子女とか思わないの?
それはつまり、わたしは全然日本語が上手じゃないってこと。


日本語を勉強する外国人にとって、母国語の影響がある。
たとえば韓国人は「だ・ぢ・づ・で・ど」に弱いし、
マンダリンをしゃべる中国人、台湾人は「濁音、長音、促音」が弱い。
わたしも長音、促音がめちゃめちゃ弱い。
「―」の長さが足りないとか、「っ」が抜けたりするとか、
そして、なによりも「カタカナ」が読めない。
本当に読めないじゃないくて、反応が恐ろしいほど遅いのだ。
外国の作品を読む時、人名、地名などなど、短いならともかく、
長い「カタカナ」を飛ばして読むわけ。


それで、「だってカタカナってほとんど英語でしょ?」と聞かれる。
でも、わたしにとって、それは「カタカナ語」なのだ。
そもそもわたしは英語ができるとはいえないので、反応しにくい。

そして、わたしのまわりに英語ペラペラの友人が多い。
『aztimegoesby30代トーキョー女日記 』
の彼女はネイティブ並みの英語をしゃべるし、
妹分のミエちゃんの英語力も凄い。
このふたりは英語を話せるだけではなく、TOEICも900点以上。
ミエちゃんの専門はイタリア語なのに、TOEICは940点以上取ったなので、
「イタリア語と英語、どっちができる?」と質問したら、
「イタリア語」との答え。
「あんた、なに人やねん!?」と思わずつっこみを入れた。
わたしは彼女たちの影響で英語を勉強しなきゃ、といつも思う。
彼女たちに「どうやって英語を勉強したの?」と聞いたら、
「どうやって日本語を勉強したの?」と聞かれた。
なるほど。


一生懸命勉強すること。



長年、日本で暮らしているので、普通の会話はまったく問題ないけど、
日本語で文章を書くとなると、これはこれは大問題。
「話せる」と「書ける」とは、まったく別。
日本語を流暢に話す外国人がたくさんいるけど、書ける外国人は少ない。
わたしはたくさんの本を読んでいるけれど、それでもこの程度のレベルしかない。
「は」と「が」の使い分けができないし、「てにをは」も完璧ではない。
「語学の才能」を感じるときがある・・・
ここをみてくれているみなさま、わたしの文章に間違いがあったら、
どうかバンバンコメントに入れてやさしく添削してくださいな。